「忘れらんねえよpresents無観客フェス」に出演させていただきました。
詳しいライブレポートは OTOTOY , ナタリー のページをご覧ください。
このフェスへの出演が決まったとき、僕はとても嬉しかったのですが、同時に全くどのようなライブになるか想像できなかったのでかなり不安になりました。
当日、いざ会場に着いてみると入場ゲートが設置されていたり、フードが販売されていたり、グッズのTシャツも売っていたりと、本当のフェスが始まる雰囲気が漂っていました。
しかし無観客なので当然開場の時間になっても誰も来ませんし、グッズも何も売れません。
そのままあっという間に開始の時刻となり、おとぎ話の演奏が始まりました。
このおとぎ話の演奏の素晴らしいこと!僕は舞台袖から観させていただいたのですが、スビーカーの裏ということもあり、アンプからの直接の音で演奏を聴くことができました。
どんどんと無観客の客席がおとぎ話の世界に包まれていくのが分かり、凄さを間近で感じさせてもらいました。
ついついライブを見入ってしまったのですが、心の準備ができないまま細身のシャイボーイの出番になってしまいました。
頭の中で「無観客」というものを自分なりに想像してライブのプランを練っていたのですが、ライブが始まるとすぐに無観客の恐ろしさを痛感することになったんです。
終わってから気がついたことなのですが、僕はいつもライブをお客さんに話しかけながら進行していて、そのお客さんの反応がライブのとても大きな要素だったんです。
しかし今回は無観客ということでどんなに話しても歌っても反応がなく、まるで異空間でライブをしているようでした。
ライブが終わってからも、自分がどんなことを話したか、どのように歌ったのか全く覚えておらず、
「もしかしたらひどいライブをしてしまったのでは…」
とかなり不安になりました。
しかし楽屋に戻って出演者やスタッフの皆さんから色々と反響があったことを教えていただき、ユーストリームに寄せられたコメントを見てやっと落ち着くことができました。
最後の忘れらんねえよのライブが凄かったことは言わずもがなです。柴田さんがバンド史上最高の演奏ができたと仰っていましたが、誰もが納得の演奏でした。
この日発売になった「僕らパンクロックで生きていくんだ」。本当に素晴らしい曲です。
このフェスの様子はアーカイブが6月23日まで残っているので、ぜひ忘れらんねえよの熱量を感じてみてください。
大好きなドラムの酒田大先生と私。やはり二人とも顔が濃い。