僕の部屋の窓際には忌野清志郎さんが亡くなった翌日の新聞が飾られています。
朝起きて、まずこの新聞を眺めるのですが、その度に気持ちがシャンとなります。
僕は忌野清志郎さんの曲が大好きです。
清志郎さんの曲を口ずさんでいると、それだけで勇気が出てきます。
人それぞれ清志郎さんのことを好きな理由があると思いますが、僕の場合はとにかくそこが好きです。
でも僕は清志郎さんのライブを生で見たことがありません。
僕が「トランジスタ・ラジオ」を初めて聴いてビリビリ痺れた夜には、もう清志郎さんはこの世にいませんでした。
もしも願いが一つ叶うなら、どうか忌野清志郎のライブを生で観てみたいです。
かといって機会がなかったのかと言えばそんなことはなく、一度だけチャンスはありました。
僕がまだ18歳の時に行った年末のロックフェス、COUNTDOWN JAPAN07/08の最終日12月31日の年越しのステージに清志郎さんが出演していました。
僕はその頃全く清志郎さんの曲を知らなかったのですが、
「せっかくだからすごいすごいと言われている忌野清志郎のライブを観て年を越そう」
くらいの軽い気持ちで会場の幕張メッセの中を移動していました。
その時、会場の隅の小さなブースでニッポン放送が出張放送しているのを発見したのです。
しかもそこにいたのは僕が毎週聴いていた大好きなラジオのパーソナリティーである南海キャンディーズの山里亮太さん!
僕はとにかく山ちゃんのことが好きだったので、いきなり目の前に山ちゃんがいることにパニックになり、すっかり清志郎さんのことを忘れてブースの前で生のトークに酔いしれてしまいました。
その後、会場から番組にメールを送ったらその場で山ちゃんに読まれて会話なんてしているうちに、そのまま年越しの瞬間は山ちゃんのブースでの前で過ごしました。
結局、清志郎さんのライブは一曲も観ずに終わり、唯一のチャンスを逃しました。
もちろん山ちゃんのラジオを生で観ながら年を越せたのは今でもいい思い出なのですが、
「どうしてあの時、僕は忌野清志郎のライブを観ておかなかったんだ」
と寝る前にベットの中で後悔でバタバタすることがたまにあります。
僕は「忌野清志郎 完全復活祭」というライブCDが大好きです。
癌から復活した清志郎さんが武道館で行ったライブのCDなのですが、このライブはDVDも出ているので先日自分への誕生日プレゼントとして買いました。
CDには収録されていないシーンもあり、もちろん満足だったのですがなにより清志郎さんのライブパフォーマンスが素晴らしく、
病気から復活して歌を歌える喜びに溢れている清志郎さんの姿に涙が出てきました。
あんなに楽しそうに歌う人を観たことがないよ僕は!
真夜中にDVDを観ながら、ひとりで驚いていました。
僕もあんな風に気持ちよく自分の曲を歌えるように絶対になろうと決めた夜でした。
細身のシャイボーイは、流し以外に、1月、2月、3月とライブハウスでのライブが決まっています。
一回一回のライブが最後のものになっても悔いが残らないように全力で歌います。
これを読んでくださっているあなたとお会いできることを心から楽しみにしております。
ぜひ一度、僕の演奏を聴いて欲しいです。
では、練習に行ってきます!!さよなら。